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明和町 T様邸 全体リフォーム・耐震補強工事
明和町T様邸 耐震補強工事
今回は、1月から着工させていただいてます、T様邸の耐震補強工事の一部を写真にてご報告したいと思います。
T様邸は、昭和56年以前の建築基準法の基準にて建築されており、屋根瓦は赤土にて施工され、壁は土壁に覆われ、昔ながらの二間続きの座敷がある壁の少ない、耐震の観点からみると非常に弱い建物でありました。
耐震に弱いとはいえ昔ながらの赤土での瓦葺き、土壁のお家は、 『夏は涼しく・冬は暖かい』 日本の風土に一番適した建物でもあります。
しかし、阪神大震災等の大地震以降は、赤土での瓦葺きや土壁を使っての新築工事は希少となってきています。
そこでT様邸では、今回のリフォームを機に土壁を残しながらも地震に強い建物にしたいとの、お施主様のご希望に添うべく耐震補強工事をさせていただく事になりました。
工事として、長年の風雨で傷んでいた屋根については、土葺きの瓦をすべて撤去し地震に強い防災瓦を釘にて施工していきます。
建物の内外の壁については、土壁を残した状態で柱と土台・梁等を耐震金物で4ケ所固定したのち、その上に筋交いを耐震金物で固定する二段階の金物補強をしたうえで、構造用合板にて補強していきます。
今回は、上記の作業を建物全体にバランス良く、17ケ所の耐震補強工事をさせていただきます。
お施主様には、施工内容をホワイトボードに明記し写真撮影して内容をすべて報告いたします。
今回は、その一部を紹介したいと思います。
耐震補強工事は、お施主様ご家族様の大事な命を守る鎧となるように丁寧に施工していきます。